2015年2月5日木曜日

2月の落語講座のお知らせ

2月18日(水)、2月19日(木)は背中家腰楽の落語講座がございます。

落語講座と申しましても、落語を教えるわけではありません。
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。


今月の演目は道具屋にまつわるお話。
道具屋というのは古道具屋さん、只今でいいますとリサイクルショップのことでございます。
落語に出てくるのはのんきな道具屋ばかりでして、
聞いててボーっと良い気持ちになって参ります。

今回はそのほかもう1席を予定しております。
どうぞお楽しみに!

2月18日(水)はJR岡崎駅より徒歩五分
様々な講座を開催しているこちらで。

場所  暮らしの学校 (JR岡崎駅徒歩5分)

日時  2月18日(水) 10:30~11:30

電話  0120-511-533

WEB  暮らしの学校(講座ページ)


2月19日(木)は、1階は特製自家焙煎コーヒー店、
2階は「ナマケモノ大学」を開催しているコチラにて


場所  喫茶スロース (JR蒲郡駅より徒歩1分)

日時  2月19日(木) 20:00より 

電話  050-3598-6745

WEB  http://ameblo.jp/slothcoffee/

2015年1月15日木曜日

2015年1月の落語講座のお知らせ

1月21日(水)、1月22日(木)は背中家腰楽の落語講座がございます。

今月の演目は「御神酒徳利」。
昭和四十八年、三遊亭圓生師匠が宮中に召され、御前にて上演したのがこの話。
悪い人が出てこない、まことに縁起の良いお話。

年の初めにおめでたい話を聞いて、よい一年を過ごしていただきたく存じます。

また毎年恒例となりました新春運だめし「富くじ大会」も開催予定です。
これまたお楽しみに。


背中家腰楽の落語講座では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。


今年もバージョンアップは欠かしませんのでお楽しみに!

1月21日(水)はJR岡崎駅より徒歩五分
様々な講座を開催しているこちらで。

場所  暮らしの学校 (JR岡崎駅徒歩5分)

日時  1月21日(水) 10:30~11:30

電話  0120-511-533

WEB  暮らしの学校(講座ページ)


1月22日(木)は、1階は特製自家焙煎コーヒー店、
2階は「ナマケモノ大学」を開催しているコチラにて


場所  喫茶スロース (JR蒲郡駅より徒歩1分)

日時  1月22日(木) 20:00より 

電話  050-3598-6745

WEB  http://ameblo.jp/slothcoffee/

2014年12月23日火曜日

蘇る「読み」の話芸、講談 (『EテレハートネットTV障害福祉賞(2)芸が与えてくれた光』)

「講談と落語の違いは何ですか?」と聞かれたことがあります。

このとき、スタイルや演目、師匠と先生という敬称の違いなどを挙げて説明をしながら、
なにか決定的に分けるものがあったはずなんだけどなあ、
と釈然としない心持ちでした。



つい先日名古屋の古書店『シマウマ書房』さんで見つけたのが、
1977年に出版された「話藝-その系譜と展開 (三一書房)」。


巻末の座談会(郡司正勝、堀上謙、南博、永井啓夫)の中に、
興味深い談話がありました。





以下引用

堀上 昔から講談は読み、落語は話し、浄瑠璃は語ると言いますが、読む、話す、語るというこれらの朗踊芸が、こんにちいうところの「話芸」の基本になっているわけですね

中略

永井 読むという芸は、実に難しいと思いますよ。

郡司 範囲が非常に広い。我々は、活字しか読まないと思っているけれども、活字でなくとも、読むんですね。つまり、声を出す、ということ、人の心を読むこと、なにもないところから読みとること、などいろいろでてくるわけです。読みが深い、ということになると、解釈することにもなるから、批判することも、読むことになる。「太平記読み」などはそうですね。

南 「読めた」というのは、真相がわかった時ですしね。

永井 今日の講談で、修羅場をやる。いいところで中断して、現代のくすぐりを入れる。お客はどっと笑いますね。これで講釈師は、受けた、と思ってしまう。つまり今の講談は、読みをやめてしまって、話に近づいているんですね。滑稽噺に近づいていますね。これは取り返しのつかないことだと思いますよ。田辺南洲さんあたりはまだきちんと演っていますが、今の若い芸人さん達には、あれが、耐えられないんですね。棒読みだと思ってしまう。

…引用終わり

講談は読み、落語は話し、浄瑠璃は語る。
そう講談は読むものでした。
しかし定義の幅が広い「読み」という言葉。「読みの芸」とはいかなるものか。

この本の「落語・講談」という章では講談の田辺南洲と
落語家の八代目林家正蔵(元こぶ平さんの当代は九代目)が
対談形式で落語と講談について解説をしています。

南洲 講談で一番大事なことは、語るとはいわず読む、と申します。語るというと、意味が違ってまいりまして、「語ってはいけない、読め」といわれます。つまり、本を前におきまして、文章を皆さんに、聞いてもらったわけです。読んで、解説して、正に講釈をしたわけです。そういう伝統を引いていますから、決して語るとは言いません。読みます。


「読み」というのはまずテキストがあると。
それが前提で、それを目の前の人に伝えるものということ。
座談会で郡司正勝は「活字でなくとも読む」と言う。

うーむ、こりゃあ考え出すと色々とムズカシイ。













しかし写真からも伝わってくる田辺南洲の端正な所作。
名前が変わってるとしても、顔の見覚えぐらいはあってもよさそうなのだが。

と、それから十日ばかりたったある日のこと、
(前置きが長くてスミマセン)

Eテレの福祉番組ハートネットTVで、
『障害福祉賞(2)芸が与えてくれた光 -東京・貝野光男さん-』
が放送されていました。(番組のページ)

TV画面を見て、思わず身を乗り出しました。
「田辺南洲!」

NHK障害福祉賞は障害のある人や障害者を支える人がつづった
体験手記に送られるもので、番組では優秀賞に選ばれた
貝野光男さんの日常を取材していました。

史上最年少で芸術祭優秀賞を受賞し、
真打の講談師、『悟道軒圓玉(ごどうけんえんぎょく)』として活躍していた貝野さんは、
25年前に交通事故に逢って高次脳機能障害となり、
講談の世界を去ったというのです。

(田辺南洲は悟道軒圓玉の二つ目時代の名前。)

高次脳機能障害になった貝野さんは、
注意力や記憶力を失い、300以上の講談の持ちネタも全て忘れてしまい、
現在も買い物で商品を選び出すのも一苦労という状態。

当初はなかなかうまくいかなかったリハビリ。
しかし講談の話をするときだけは感情が豊かになることに注目した医師は、
失われた記憶力のリハビリとして、講談の稽古をプログラムに入れます。

貝野さんは過去の自分の講談を録音したテープを使って、
30分の講談を1分ずつ分けて憶えなおす形で稽古を進めていきます。
1日中聞き続けて、1つの演目を記憶するのに半年。
そして事故から7年後、高座に復帰を果たすまでに。

芸を失うということ、その絶望は筆舌に尽くしがたいはず。
「おれの師匠は講談界にはいない」
と言い切るほどの自負の持ち主ならば尚更。

それをまた一から積み上げていく。
インタビューでさらりと言った「芸人の業」という言葉が肚に、重い。

「芸は身の仇」ともいい「芸は身を助ける」とも言うものの…


番組の最後に悟道軒圓玉(貝野さん)の
講談「大石内蔵助東下り」を聞くことができました。

これが「読み」。

洗練された話芸は違和感なく体に入ってくる。
それは落語でも同じ。
しかし「読み」は話芸のなかでも、
聞き手が読み手にどれだけ自分を委ねられるかで、伝わりかたが変わる。
すぐにそれがわかりました。

必死に聞く、聞いてあげるのではなく、「読み」に心をゆだねる。
逆に言えば、聞き手をそのような状態に導くのが「読み」の妙。
私にとっては懐かしくも新しい講談でした。

これは絵本などの「読み聞かせ」と本質は同じだと思います。
読み聞かせも、話の途中で読み手が余計なことを言うのはタブーです。

不遜僭越は承知の上で、悟道軒圓玉の「読み」が蘇った、と言いたい。

圓玉さんはもちろん私のことは知りません。
しかし例えTV画面を通したものであっても、
圓玉さんとその「読み」に身をゆだねた聴衆との間では、
蘇ったと言っていい。

「読み手」と「聞き手」、どちらが欠けても成立しない講談という話芸。
私は心底いい読みだなあ、通ってでもまた聞きたい、
この「読み」に心をまかせてみたいなあ、と思ったわけです。

ドキュメンタリーを通して貝野さんの生きざまに心を打たれましたが、
そのことは別にして、私を惹きつけてやまないのは悟道軒圓玉の「読み」。
それは個性を超越した芸。
今はこういう本当に安心して聞ける芸が少ないような気がします。

時代によって「芸」は変わる。
是非を問うのは愚かなことかもしれません。
すべては好みの問題なのかもしれません。

それでも、本質が変わる境界というものがあります。
そこだけは見落とさないようにしたいものです。

それにしても話芸の地平というものはつくづく果てしない。

もし機会があれば圓玉さんの高座をまた拝聴したいものです。

2014年12月6日土曜日

12月の落語講座のお知らせ

12月17日(水)、12月18日(木)は背中家腰楽の落語講座がございます。

今回でこの講座も丸3年(36回目)になります。早いものです。

レジュメ、プレゼン、噺にまつわるお楽しみイベントと、
噺そのもの以外の部分でも落語にどう親しんで頂くか
更新し続けることが出来たのも、足を運んでくださった方々のおかげです。

「場」と「人」に恵まれたからこそ、
自分のような芸人でない人間が、演じ続けることが出来たのだと思います。

今後ともよろしくご贔屓の程お願いいたします。

さて先月のお話は廓噺「品川心中」でした。

江戸から伸びる各街道の一番目の宿、品川、(内藤)新宿、板橋、千住、
これらをまとめて「四宿」と呼びます。
旅人や江戸から足を伸ばして遊びに来るものも多いことから、
江戸時代には遊びの場として栄え、中でも品川は、かの吉原の向こうを張るほど。

そんな品川での心中騒動を描いたこのお話。

どこか底暗いイメージのある「心中もの」も落語となると、もう暢気暢気。
とにかくアタクシも大好きなお話。

今回、お話後半で親分の家で賭場が立っているシーンで出てくる
(サイコロ博打をしているとするパターンも多いのですが)
「おいちょかぶ」をお楽しみイベントとして開催いたしました。

通常の花札でもできるのですが、初めての人がすぐわかるように
株札という専用の札を今回は使用。(先月の記事)

なかなかに好評を得まして、懲りずにちょくちょく
「江戸の遊び」をやって参りたいと思います。


さて年の瀬も迫って参りましたところで、今月は「人情噺」でございます。
小学3年生の時買った3枚目の落語のレコードに入っていた演目で、
以来ずーっと好きなお話なんです。流石に子どもの頃はやりませんでしたが…

一昨年は「子別れ」、昨年は「文七元結」ときまして、今年はどのお話になりますか。

背中家腰楽の落語講座では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。


ホロリとくる「泣き笑い」の人情噺、ご期待ください!

12月17日(水)はJR岡崎駅より徒歩五分
様々な講座を開催しているこちらで。

場所  暮らしの学校 (JR岡崎駅徒歩5分)

日時  12月17日(水) 10:30~11:30

電話  0120-511-533

WEB  暮らしの学校(講座ページ)


12月18日(木)は、1階は特製自家焙煎コーヒー店、
2階は「ナマケモノ大学」を開催しているコチラにて


場所  喫茶スロース (JR蒲郡駅より徒歩1分)

日時  12月18日(木) 20:00より 

電話  050-3598-6745

WEB  http://ameblo.jp/slothcoffee/

2014年11月11日火曜日

11月の落語講座のお知らせ

11月19日(水)、11月20日(木)は背中家腰楽の落語講座がございます。

前回のお話は「井戸の茶碗」でした。
登場人物が善人ばかりで嫌なところが無いと、人気の高いお話です。

しかし以前、この話は最後で嫌な気持ちになると話してくださった方がいます。
終盤の場面で、女性がお金と交換されているようで気分が悪くなると。
良い人ばかりが出てくるだけに、そこが目立つと仰るのです。

なるほど、これは暢気にしていてはいけません。

常識は時代と共に変わります。
昔の価値観ではあたりまえのことでも、今では非常識なんてのがいくらもあります。
誰かの「不快」が誰かの「快」なんてこともあるわけですが、
初めての落語で嫌な気持ちになったら、色々といけません。次は無いですし。

そこでアタクシは古典落語においては「江戸時代」という装置
をきちんと発動させることを心掛けています。

心置きなくお話の世界を楽しんでもらうために、観客と
お話の「距離」の調整装置としての「江戸時代」。
つまり「今の話」となると不快で受け入れがたいけれども、
「(江戸時代の)昔の話」なればこそ受容出来ると。

「江戸時代の話」として伝わるためには、
江戸のことばや武士のたたずまいが、それらしいものになっているかどうか、
細部に気をつけなくてはなりません。

そうしたセオリーに加えて、
「初めて聞いた人が江戸時代の話だとみなすことが出来るお話」
を更新し続ける必要があります。
時が経つにつれて(そして世代間によっても大きく違う)
「江戸時代のイメージ」は変わっていくのですから。

後は演者の意識も大事なんでしょうね。
自分の言葉が、自分の心のどの部分から、どの深さから発せられているのか。
見ている人の心の同じところに響いても大丈夫なのか。

今の話に改変することで遠くなる話。
江戸の話にすることで近くなる話。
演者と噺、演者と観客。
つくづく「距離」を大事にしなきゃあいけないなあ、と勝手に思っております。

と、毎度おなじみのややこしいお話をしたところで講座のお知らせ。

今月のお話は「廓噺」でございます。廓噺とは遊廓での遊びにまつわるお話。
有名な吉原を「北国(ほっこく)」、品川を「南(みなみ)」なんていいまして、
東海道第一番の宿駅である品川は、遊びの場として大変栄えたそうでございます。
そんな品川で起きる騒動を描いたお話。

また今回はお話の中で昔の遊び「おいちょかぶ」の場面が描かれます。




おいちょかぶはブラックジャック
の日本版といえる遊び。



写真は任天堂の『株札』





というわけで今月も講座終了後にお楽しみイベントを開催予定です。
(手が後ろに回る形のものではありませんからご安心を)

背中家腰楽の落語講座では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。


とても暢気で楽しいお話ですから、どうぞご期待ください!

11月19日(水)はJR岡崎駅より徒歩五分
様々な講座を開催しているこちらで。

場所  暮らしの学校 (JR岡崎駅徒歩5分)

日時  11月19日(水) 10:30~11:30

電話  0120-511-533

WEB  暮らしの学校(講座ページ)


11月20日(木)は、1階は特製自家焙煎コーヒー店、
2階は「ナマケモノ大学」を開催しているコチラにて


場所  喫茶スロース (JR蒲郡駅より徒歩1分)

日時  11月20日(木) 20:00より 

電話  050-3598-6745

WEB  http://ameblo.jp/slothcoffee/

2014年11月1日土曜日

「めくり」問題はこれで解決!(印刷編)

前回の『「めくり」問題はこれで解決(プリンター編)』からの続きものでございます。

「全然解決していないじゃないか」とのお叱りに反省しきり。今日こそ解決いたします。

前回はワードでの文字入力でつまづいてしまいました。
他のワープロソフトを導入するという選択肢もあったのですが、
また余白の設定などでうまくいかないと癪なのでやめました。

結論としては、「画像に変換して印刷する」ことに。

ちなみにここからは私が導入しているソフトウェアを使った、めくりの作り方になります。
同様の機能を持つソフトでしたら、問題なくできると思いますし、
もっと簡単な方法もあるかもしれません。

とにかくアタクシのやり方はといいますと…

①名刺づくりなどで重宝していた『ラベル屋さん』(フリーソフト)を起動。
適当な紙サイズを選択して(勘亭流フォント)文字入力(「背中家」は少し小さくしてます)。






(ラベル屋さんは文字間隔を調整するときの操作が楽です)







②PDF形式で出力。
使っているのは『CubePDF』(フリーソフト)。
導入するとプリンター設定で「CubePDF」というプリンターが選択できるようになります。
(もちろんword等でもPDF出力が可能)
印刷ボタンを押すと「CubePDF」が起動しますので変換ボタンを押します。




















変換するとPDF形式で出力され「AdobeReader」が起動します。
※2015年1月追記
(この時点で出力するファイルタイプをJPEGにして、③のJTrimで加工するほうが楽です)

















左上の[編集]⇒[スナップショット]で、両脇の空白部分を除いて
文字部分のみを選択して切り取ることが出来ます。
このとき表示倍率が低いと印刷時に文字がぼやけるので、
一旦50%程度で全体を表示して選択し、
その後倍率をクリックして任意倍率(200%以上がオススメ)を入力します。
右クリックして[選択したグラフィックをコピー]。

③ペイントソフトを起動。
使用したのは「JTrim」(フリーソフト)。
[編集]⇒[貼り付け]で切り取った画像を貼り付けます。
[ファイル]⇒[印刷プレビュー]でこのように表示されます。
切り取った文字列は細長いのですが、印刷設定がA4になっています。
















上の右から二つ目の[プリンター設定]を開いて、プリンターを選択。
[基本設定]⇒[用紙サイズ(一番下までスクロール)]⇒[ユーザー定義サイズ]
でめくりサイズに幅と長さを設定。(今回は210×1091mm)
ついでに[印刷品質]を[きれい]に。
















おお!いけそうではありませんか。
印刷サイズで[用紙の大きさに合わせる]で自動調整してくれます。
しかしこのモードは印刷位置の微調整ができません。
[用紙の中央に配置]だと下に余白が出来ます。
もう面倒なのでひっくり返しました。
プレビュー画面を一旦抜けて、90°回転ボタンを2回押して
















うん「それらしく」なりました。まあこれで良しとしましょう。
いきなりやったのに上手くいきました。

印刷位置を微調整をしたい場合は、倍率指定モードになります。
画像の倍率をここでは細かく指定できず、②のスナップショットの倍率によっては
枠からはみ出してしまいますが、編集画面に戻ってリサイズすれば
ぴったり収まる大きさに調整できます。
この作業は思ったほど手間はかかりませんので気になる方は。

また文字間隔の調整は後からはできませんので、
①の入力時にしなくてはなりません。

④印刷時の注意
後ろから紙を差せるタイプのプリンターであれば問題ないのでしょうが、
前から紙を入れて前から印刷物が出てくる複合機タイプのプリンター(EP-802)
では紙詰まりが何度か起きました。これを避けるには、

1、できるだけ印字部分が最初に来るようにすること。
  (無印字部分が最初にあると、印字箇所まで勢いよく紙を吸い込んで詰まる)
2、プリンターに紙を差し入れるとき、紙の反りに注意すること。
  (切って丸まった模造紙は凹状面を上にして差す(EP-802の場合)。凸面が上だと詰まる)

同様のタイプのプリンターをお使いの方は参考にしてください。

これでめくり作製法の説明はオシマイです。
今回紹介しましたのは、単に「画像に変換、加工して印刷」というだけのものですから、
もうすでに知ってらっしゃる方からすれば、何でもないものなのでしょうが。
①で入力した文字を高解像度のディスプレイで表示して、
画面をコピー(Fn+PrntScrキー)すればもっと早く出来ますね。

ともかく、めでたく印刷できましたのが、コチラ。




















模造紙切り分けから印刷終了まで30分程度。
2枚目以降はさらに速く出来ました。
この手のソフトを扱ったことが無い方ですと、
導入も含めて時間がかかるかもしれませんが、
作業そのものに専門的な知識がいる箇所はありません。

必要なもので無料で手に入りにくいのは、寄席文字のフォントとプリンターでしょうか。
まずは一度お持ちのプリンターの「ユーザー定義サイズ」を調べてみてください。
エプソンのA4タイプのビジネスプリンターであれば導入コストは低く出来ます。

私は現在あらかじめ演目を決めていることが多く、
ほとんど一人で出ているので落語の演目のめくりも作ってみました。




















めくりは紙でできている以上デリケートに扱うべきものです。
ただ自分がそのつもりでも、行った先でいつもそのように扱われるとは限りません。
紙製であるが故に破損しやすく、気がついたら汚れてた、破れてたなんてことも。

「近々めくりがいるのにどうしよう?」「手書きはなかなか…」
そんな方にこの記事がお役に立てば幸いです。
(…そんなに需要はないかなあ)

長文の記事にお付き合い頂きありがとうございました。

2014年10月31日金曜日

「めくり」問題はこれで解決!(プリンター編)





















寄席や演芸場に行くと(採用していないところもありますが)、
出演者の名前が書かれた紙が、木製の台に掛けられて舞台の脇に置いてあります。
複数の演者の名前が出番順に綴じられており、出番が来る度に紙がめくられ、
誰が舞台に上がっているのかを示します。

この演者の名前が書かれた紙を「めくり」といいます。またそれを綴じる台がめくり台です。

アマチュアの落語会や子供落語などでも
「雰囲気が出る」「演者のテンションが上がる」
などの理由で需要のあるアイテムです。

ところが、このめくりは作るのがなかなか大変。

完全自作するとなれば、寄席文字の練習からしなくてはなりませんし、
書き上げるのにはある程度時間がかかります。
もっともそこから入るのが大事なのかもしれませんが。

まあ今日明日必要ということになれば、印刷するより方法が無さそうです。
ところがプリンターで印刷しようにも家庭用のプリンターはA4サイズ。
A4に印刷して張り合わせるというのも、あまり見栄えがよろしくない。
「それらしく見える」というのは案外大事なことだと思います。

かといってそのために大判プリンターを買うというのもなかなか。
場所もとりますし。

うーん、これは困った。時間的にも懐具合にもやさしい手段は無いものか。

そういえば印刷領域はユーザー定義できるはずなので、
もしかしたらと試しに手持ちのプリンターを調べてみました。
A3印刷の出来るブラザーのMFC-J6510DWのプロパティを調べてみると














幅は287㎜と申し分ありませんが、高さ(長さ)が最大431.8㎜とめくりとしては短すぎます。

もう一台、エプソンのA4複合機EP-802Aもチェックしてみます。
A3プリンターで駄目なのだからまあ無理だろうと見てみると…

[プリンターのプロパティ]⇒[基本設定]⇒[用紙サイズ(一番下までスクロール)]
⇒[ユーザー定義サイズ]と進むと、












おお!用紙長さ1117.6㎜との表示が!これはいけそうです。

調べてみるとエプソンのプリンターは、この長さまで印刷できるものが多いようです。
低価格のビジネスプリンターなどネットで見られる仕様書からも確認できます。
(全てのプリンターが印刷できるわけではないようですから、ご購入の際はご注意を。)

よしよし。

さてそれではめくり製作開始です。
まずは模造紙(788×1091mm)を買ってきます。
ちなみに私が在住している愛知県では、模造紙のことを「B紙」と呼びます。
というかB紙と言わないと通じません。
(皆さんは文房具屋さんで押し問答をしないように…)

艱難辛苦して手に入れた模造紙(B紙)を切り分けます。
用紙幅は215.9mmが限界。ギリギリにするのもコワいので、
(210×1091mm)にカット。A4の紙と丁度同じ幅ですね。

さあ印刷するぞとワード(office2007)を起動し、
縦書き入力にして、勘亭流フォントで「背中家腰楽」と入力。用紙サイズを変更しようとすると、











なんと、ワードでは用紙の長さが558.7mmまでしか設定できません。
意外な伏兵。こりゃ困った。


印刷の拡大縮小でなんとかなりそうなので、
四分の一サイズで(105×505mm)でやってみたのですが、
そもそも文字位置の調整がうまくいきません。

余白の設定を0にしても、文字を大きくすると
こちらの画像のように字が左に寄ってしまうという仕様。

文字サイズをある程度小さくすれば真ん中におさまるのですが、
余白が多いというのはどうもよろしくございません。

印刷後にカットすればそれだけ小さくなってしまうし面倒。
この辺うまくやるテクニックがあるのかもしれませんが、
アタクシは御存知ないときている。

この余白をどうにかしないと、
「それらしい」めくりは出来そうにありません。



さてさて暗礁に乗り上げてしまった「めくり」製作。無事に印刷はできるのでしょうか。
ちょいと長くなりましたので(印刷編)は次回の講釈。