「背中家腰楽の腑に落ちる話」がございます。
先月は名人名工が出て参りますお話、「抜け雀(ぬけすずめ)」でした。
「抜け雀」とよく似たお話として有名なのが
「竹の水仙(たけのすいせん)」と「宗珉の滝(そうみんのたき)」
(宗珉の滝についての以前の記事→奥様は師匠?)
この3作は
一文無しの名工が宿に泊まって、七日の間酒を飲み
その後「超常現象を起こす芸術作品」を製作し、それを大名が求める。
という共通のプロットを持っています。
そして「繰り返し表現」がみられ、昔話のような親しみやすさがあります。
抜け雀では「お前さんの眉の下に二つ光っているものはなんだ」
というセリフが繰り返され、予兆や再会など昔話的な楽しさが詰まっています。
若干講釈のにおいが漂う他の2作と比して、
抜け雀はおとぎ話としてより自由に羽ばたいている、ように思えます。
その辺りが人気の秘訣なんでしょうかね。
さてさて今月のお話は遊びのお噂「廓噺」です。
中でも遊廓で働く若い衆さん(男性従業員)の災難を描いたお話。
そういえばこのパターンも類話がありますね。
「この落語、前に聞いたあの話に似てる!」
なんて発見も落語の楽しみ方の一つかもしれません。
「背中家腰楽の腑に落ちる話」では
「落語はちょっとむずかしそうで…」という方も、
「あらかた知っているよ」という方も、
よりお楽しみ頂けるように
レジュメ、プレゼンテーション付きの落語をやらせて頂いております。
今回はとびきり楽しいお話ですので是非ご期待ください。
5月21日(水)はJR岡崎駅より徒歩五分
様々な講座を開催しているこちらで。
場所 暮らしの学校 (JR岡崎駅徒歩5分)
日時 5月21日(水) 10:30~11:30
電話 0120-511-533
WEB 暮らしの学校(講座ページ)
5月22日(木)は、1階は特製自家焙煎コーヒー店、
2階は「ナマケモノ大学」を開催しているコチラにて
場所 喫茶スロース (JR蒲郡駅より徒歩1分)
日時 5月22日(木) 20:00より
電話 050-3598-6745
WEB http://ameblo.jp/slothcoffee/
0 件のコメント:
コメントを投稿