2011年12月12日月曜日

昨日はチャリティー落語会、ありがとうございました

昨日はご近所さんのスタジオ dolce nodoにてチャリティー落語会。
いっぱいのお運び、誠にありがとうございました。
御婦人方が多かったのですが、若い学生さんも楽しんでくれたようでして。


会が終わった後に、1人の学生さんが興味を持ってくれたみたいで、
「最初に覚えた落語はなんですか?」って、聞いてくれまして
なんともうれしいですねえ。
大工調べ…って言ってもそりゃ知らないよね。


私が落語が好きになったのは、小学1,2年生のとき。
親が好きで寝るときに落語のテープが必ずかかっていました。
その頃聞いていたのが、春風亭柳橋師匠の「時そば」。
他のテープもあったのですが、365日ほとんど「時そば」を聞いていました。
そこでだんだんと落語の面白さにはまっていきました。


まず何度聞いても飽きない。
これが本当に不思議。
漫才やコントなんかは2,3度見れば飽きてしまうのに、
落語は何べん聞いても同じところで笑ってしまう。


飽きの来ない落語の笑いは、物語の奥深さもさることながら、
「言葉の調子」という旋律の心地よさにあると思います。


自分の考えたマクラ(本編の前フリの話)がドカンと受けると、やっぱり充足感はあります。
それでも落語の本編のほうがキチンと受けてもらえると、
自分が子供の頃に最初におもしろいと感じた、
古典の「言葉の調子」も伝えることができたのかな、とうれしくなります。


思い出したり、考えながらやっていると、
なかなか「調子」はつかないので稽古が大事なんですが、稽古の時間も限りがありまして、
今はあまりネタを増やさないようにして、この辺は調節しています。


今回は50人、今年は多い時は120人の前で、毎月の講座は十数人と、
それぞれ楽しくやらせて頂いています。
人数や年齢層が違う事でいろいろと発見があり、やっていて実に面白いですな
私はそんな風に落語をやれる日が来るとは、思ってもみませんでした。
落語だけに帰属していたら、こうはいかなかったかもしれません。


それにしても今回の会場は素晴らしいところで、
岡崎イオンから数百メートルの場所なのですが、
緑に囲まれて、閑静な、とても雰囲気のある
音楽教室のホールでやらせて頂きました。


寺尾先生を始めスタッフの皆様方、
本当にありがとうございました。

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