2011年7月21日木曜日

悪態をつくと痛みに耐えられる?

キール大学の研究者から最近、以下のような報告がなされました。

ボランティアに手を氷水につけさせ、その間、人を呪う様な悪態を言わせ、
どれくらい長い間手を氷水につけていられるかを測定した。
次にボランティアが無害で、「清潔な」言語を暗唱している間、
どれくらい氷水につけていられるかを測定した
その結果、悪態をついたほうが4倍長く氷水に手を漬けていられた。
このことから悪態をつくことは痛みを鈍くする効果があることが判明した。

…ということですが、
ひょっとすると人間が悪態をついたりや暴言を吐くのは、
肉体的、心理的苦痛にかかわらず、苦痛に対する逃避行動としての
自然な行為と言えるのかもしれません。

落語のほうには「小言幸兵衛」とか「小言念仏」とか
小言を言うのが趣味のような人が出てくる話がある。
とにかく周りの人間に朝から晩まで小言を言ってなきゃ気がすまない。
性格の悪い人は長生きするなんてことをよくいいますが、
そういう人は悪態ついて、ストレスを溜めこまないんでしょうな。

でもねえ…、まわりはたまったもんじゃない。
一人の利益が多数の不利益を生むのですから、社会的に見れば害悪ですな。

みなさんも悪態や小言はほどほどに…

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